2017年08月15日
7:50
通勤ラッシュの狭い電車内に苦戦しながらも、三宮に到着。
バスで高松駅まで向かう。
あまり芳しくないお天気だが、関係あるまい。
さあ、始めよう…
~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~
お遍路1日目
曇り時々雨
歩いた距離:28.5km
参拝札所:84.85
10:45
高松駅近くの商店街。
店舗から時折感じる、冷房の風が気持ちいい。
高松駅はお遍路ルートからだいぶ離れているので、ひとまずルートに戻ることを先決しよう。
11:02
マルナカに似てるシリーズ。「マルイ」
前回のお遍路ブログにも投稿していたが、お遍路道にマルナカ似のスーパーが多い。
うどんのボリュームがすごい。
また、こがね製麺所のポリシーなのか30分以内に提供できなかったうどんは、無料で貰えるのだ。
(残念ながら写真を撮る直前に、他のお客さんに持っていかれてしまった。)
マルナカハンターの私としては、「ついに海外勢が進出してきたか」という印象だ。
ただ、赤丸をモチーフにしている部分は万国共通なのだろう。
12:16
84番札所屋島寺への道。
前方にそびえる山が厳めしい。
12:25
どうやら、この道は車専用の道のようだ。
近くにいた屋島神社の警備員に聞くと、待ってましたと言わんばかりに、手書きコピーの地図をもらうことができた。
来た道を500メートルほど戻る。
ここで、ハッカ油を投入。タオルに染み込ませて顔身体を拭くと、とんでもなくひんやりする。
13:46
そして、この悪路の中雨が降ってきた。
顔もしゃれこうべの様になってしまった。
13:50
足元が岩だらけだ。
雨も強くなっており、かなり危ない。
14:10
ここで新兵器、ポンチョ。
いままで使用していた、上下セパレートのカッパの代わりに、ポンチョを採用してみた。
下半身はガードできないが、脱着もしやすい。
リュックも一緒に被せられる。
ここで、地元のおじいちゃんに話しかけられる。
元自衛隊で剣道4段のおじいちゃんと、色々なことを話した。
特に印象に残っているのは、おじいちゃんの先祖は明智光秀の手下のだそうだ。
さて、先を急ごう。
15:28
山田うどん。
先ほどの、明智光秀の手下のおじいちゃんの話しに出てきていたうどん屋さん。
旨いそうだが、今回は時間がないので今度食べに来ることにする。
15:31
ゴジラ像。
これも、明智光秀の手下の話しに出てきていた。
三叉路になっているため迷いやすいが、これを頼りに進めば間違いない。
16:04
仁庵。
手下オススメの接待所で、優しい老夫婦がいらっしゃった。
甘酒や梅干しなど至れり尽くせりだった。
また、頭に巻いていた手拭いも新し物に代えてくださった。
本当にありがとうございました!
16:44
85番札所八栗寺を参拝。
今日はめぼしい寝場所が決まっていない。
考えながら進んでいかなくては。
途中、フランスからの大学生ジュリアンと一緒になり、一緒に歩く。
通し打ちで45日目だそうで、かなりの強者だ。
18:08
ジュリアンは近くの宿を取っているとのことなので、お別れ。
近くにあずまやを見つける。
児童館?の敷地内にあるのだが、事務員によると夜間の使用は出来ないそう。
他を当たらなくては。
18:28
すぐ近くに86番札所があるので、そこの駐車場で寝れないか視察。
しかし、屋根がなく断念する。
ヤバイぞ。
トイレの水道で水を組めば、簡単にお風呂が楽しめる。
頭、顔、手足ならこれで十分。
19:46
近くの定食屋、かね荘で晩御飯。
タコ天&かつおのタタキ定食。1350円。
写真だけでもかなりのボリュームだが、これにサービスでミニそばがついてきた。
満足だ。
20:24
近くで寝床を発見。
廃屋の軒先だ。不気味だが、ここしかない。
ここで、宮本さんというお遍路の方に声をかけられ、ビールを頂いた。
22:48
寝床に移り、寝る準備もできた。
かなり不気味だ。
前回のお遍路で湖の近くに泊まったが、後々聞くと有名な心霊スポットだったようで、一部の読者がざわついたことがあった。
(お遍路第三弾 二日目より よく見てみると、湖面から無数の白い手が出ているのがわかる)
今回の寝床たはなんともないことを祈る。
調べたい気持ちもあるが、知らない方がいいこともあるだろう。
それよりも、虫にだけ指されないように工夫して寝なければ。
おやすみなさい。
~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~ ~~
昨年のお盆にも、私はお遍路に来ていた。
そして、こう思った。
「暑すぎる。夏のお遍路は無理だ。」
そして、私は今年も来てしまっている。
この記事を書いている最中も汗が止まらない。
ちゃんと寝られるのだろうか。
ただ、いまの原動力はもうすぐ結願できるということ。
予定では明日結願し、明後日に一番札所に戻る。
もうこの記事も終わると思うとさみしいが、最後まで読んでいただきたい。