お遍路第二弾 3日目
2016年08月16日
晴れ時々雨
参拝札所:45
歩いた距離:38.0km
5:17
起床。
野宿を重ねるうち、どんな細いベンチでも、落ちないで寝返りがうてるようになった。
5:44
出発。
ふと見ると、山に霧がかかっていた。
サラブレッドマンも起きだしていた。
ひとまず、8kmほど先の45番岩屋寺に向かおう。
6:03
安全だが時間のかかる国道を通るか、虫やヘビの危険がある短いお遍路山道を通るか。
時間短縮のため山道を通ろう。
6:04
なかなかの山道だ。
時折、「ブンッ」とハチやアブが耳をかすめてくる。
私は虫が苦手だ。羽音がゴツいやつは、特に嫌い。
早く、この森から出たい。
6:11
山道をぬけ、峠御堂トンネルに到着。
6:52
再び、国道か山道かのルート選択。
先ほどの山道でビビってしまい、国道を行くことにした。
7:13
臭い、この袈裟臭うよ！
足も痛い。
そして、急に来週からの会社のことも頭に浮かび、焦りだす。
7:40
道路横にあった、お遍路さんのタイル絵
7:43
国民宿舎「古岩屋荘」に到着。
ここは、立派な休憩所がある。
そして、お風呂にも入れるそうだ！
45番岩屋寺を参拝した後に、入ることにしよう。
8:10
岩屋寺前に到着。
8:14
岩屋寺の本堂・大師堂に向かうまでの道。
舗装はされているが、急斜面だ。キツい。
8:48
45番札所
岩屋寺参拝。
今から、今朝寝た道の駅まで来た道を戻り、北上して松山市内入りを目指す。
9:26
再び、古岩屋荘に到着。
さて、風呂にでも入るか。
12時からの入浴だった。
待つのは時間がもったいないので、先に進む。
今日も風呂無しか…
9:32
時間短縮のため、決死の思いで山道を選択する。
9:41
しばらく進むと、反対側の断崖絶壁に大きな穴が空いているではないか。相当でかい。
そして、一つの穴には、不動明王像を発見した。
圧巻の景色だ。
9:53
山道を抜け、コンクリートの道に。
9:57
再び山道。あと少しだ。
頑張ろう。
10:19
どうにか国道までたどり着く。
山道を通っていると、アブに回りをぐるぐる旋回されることがある。
おそらく威嚇しているのだろうが、そこでビビっていると、向こうもしつこく付いてくる。
しかし、堂々とした気迫を持っていれば、アブも退散することがわかった。
要するに精神論なのだ。
10:28
雨が降って降り出して、近くの木材小屋で雨宿り。
ぱらぱらと降っているだけなので、しばらく待っていれば止むだろう。
10:47
豪雨になった。
11:04
小降りになってきたので、雨用装備に切り替えて出発。
11:47
峠御堂トンネルまで戻ってくる。
その近くの遍路小屋で休憩。
そこで、チョウチョに懐かれる。
ここに来たお遍路さんを毎回からかっているのだろうか。
12:26
今朝宿泊した道の駅「天空の郷さんさん」近くのうどん屋さん。400円
13:23
立ち寄ったコンビニに杖を置いてきてしまったことに気づく。
10分ほど逆戻りだ…ちきしょー！
13:35
杖をゲット。
イライラはカルシウム不足のせいかもしれないので、牛乳を飲む。
牛乳大好き。
14:14
ファンタと共に休憩。
すると、知らないおじさんに
「君、いい目してるね」
と声をかけられる。
何かと思うと、「お遍路修行よりも、法華経がいい」という話を始める。
さらに、そのおじさんは、
・小学校しか卒業していない。
・売り上げ日本一を5回達成。
…
ん？まさか、この人は、
ブログ記事「お遍路14日目」で登場したハイスペックおじさんではないか！
前回会った時は高知だったが、5ヶ月ぶりに愛媛で再び出会うとは！
こないだも会いました、と伝えると喜んでいた。
ただ、最後に「法華経が最強」ということだけは念を押された。
15:21
今から、46番札所浄瑠璃寺への峠を下っていく。
今日の寝床は47番寺に通夜堂があるので、そこで宿泊させていただく。
15:53
ずっと下り坂だ。
なかなか足にダメージが蓄積される。
16:16
道中、通し打ちで27日目の中尾さんと出会う。
中尾さんも、通夜堂に宿泊されるということなので、一緒に歩く。
46番浄瑠璃寺まで4.9km
17:32
晩御飯が食べたくなり、46番近くの宿「長珍屋」に晩飯だけお願いしていただく。
1800円程したが、自分へのご褒美だ。
うまい。
18:21
46番札所浄瑠璃寺。
納経時間を過ぎているので、明日47番から戻ってくることにする。
18:35
47番札所八坂寺に到着。
通夜堂はなかなかいい感じ。ようやく落ち着いて寝られる。
22:32
ここを去る前に、住職さんにお礼をしてから出発しよう。
明日は道後温泉近くで泊まる予定だ。
今までの汚れを洗い落としてくれようぞ。
おやすみなさい。