本日は私の28回目の誕生日だ。
妻からフレンチランチをプレゼントしてもらったので、このブログで紹介したい。
https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270103/27092538/
ラトリエ・ド・ギニョール・エ・マデロン
世界を滅ぼす最後の言葉のような店名だが…
1Fのカレーラーメン専門店「Puppy」に圧されていた。
しかし、食べログの「百名店100」に選出されているのはダテではないはず。
“子犬”のとなりの階段から2階に上がる。お客は私たちだけだった。
店内はこんな感じだ。
5,6種類からアラカルト、魚料理、肉料理から選ぶことができる。
スズキ、蛙、牡蠣、鴨、イノシシ、うさぎなど、日本人には慣れないエクストリームな食材のメニューもあった。
小柄なマスターは、メニューを聞き、厨房に入っていく。
一人で切り盛りしているのだろう。
10分ほどで、前菜がサーブされる。
・フォアグラのポアレ
事前に妻から聞いていたが、量の多いお店らしい。確かに前菜にしてはデカい。
・かぼちゃのポタージュ ラザニア乗せ
このあとに、魚料理と肉料理が控えていると思うと、胃が小さくなる心地がした。
・キノコとエスカルゴのフリカッセ
デケえよ!
でかすぎるよ!見た目は素敵だけど、でかいんだよ!
パイ生地のパリパリと、キノコとエスカルゴの柔らかい食感を、バジルとトマトソースがイイ感じに仕上げていた。
エスカルゴは、サイゼリアで食べて以来だが、美味しい。
ただし、最後の方は腹パン状態だったため、詰め込むように食べた。
・牛はねした肉のステーキ
エスカルゴを食べ終わってから、ステーキが出されるまで少し時間があったので、胃の満腹度は少し回復していた。
お肉はプルプルで、あっさりしていた。とても美味しい。
すべて食べ終わるとマスターは、コーヒーか紅茶かを聞いてきた。
私たちはコーヒーと伝えて、時間を過ごした。
・デザート盛り合わせ
思っても見なかったが、デザート盛り合わせが出てきた。
しかし、デザートは別腹とか言うように、ペロッと食べた。
「以前にも来られましたか…?」
マスターはすべての料理をサーブして手持ち無沙汰になったのか、話しかけてきた。
初めて来たことを伝える。
「あ…そうですか…」
マスターはそれだけ言うと、その後の会話を考えてなかったのか、何も話さなくなった。
ネットで見つけて、美味しいと聞いて来ましたと言うと、
「あ、ああ…」とぎこちなく答える。
予約の電話だろうか、店の奥で呼び出し音が鳴り、マスターは奥に入っていった。
コーヒーを飲んでいると、マスターはまた声を掛けてきた。
「本日はどちらからですか?」
吹田から来たこと、私が誕生日であることを伝えると、少し大げさに驚いた仕草を見せる。
マスターの歳を聞くと、40歳前半とのこと。かなり若く見える。
マスターは照れくさそうに、自分のことを話した。
食べログの口コミに、「話すのが好きなのにシャイなマスターがいる」と言う書き込みがあったが、まさにそんな感じの人だった。
会計後は、ご丁寧に1階まで降りてきてくれた。
ブログに載せたいのでお店の写真を取りたいと伝えると、
「…ブログであれば、いいですが…」
最後まで歯切れの悪いマスターの受け答えが、逆に好印象だった。
美味しいフレンチを食べたいあなたはもちろん、部活帰りで腹を好かせた学生の胃もぐっと掴めるお店だった。
是非、ご賞味下さい!!!