先週、SUZUKIのジムニーシエラに試乗してからの一週間、
私たち2人の頭はジムニーシエラでいっぱいになっていた。
こうして、たった1日で洗脳された私たちは、
どうにか早く手に入れられる方法を考えていた。
そして、松原のジムニーパークにたどり着いたというわけである。
電車を乗り継いで、近鉄河内松原駅からバスに乗って、ジムニーパークに到着した。
なんというか、飲食店とかアパレルショップとか全てのジャンルを含めても、人生で入ったことがない感じのお店だ。
不安が募りながらも、店の中に入る。
カフェのような店内の真ん中には、白のポルシェが展示されている。
整備場からでてきた店員に名前を伝えると、正面の席に案内される。
奥から、40歳半ばの白シャツの男性が私たちの席に着いた。
「本日はよろしくお願いします」
茶髪に鋭い目、両目の大きさも違う。
ルイヴィトンのコインケースを首から下げた本田圭佑似の担当は名刺を渡してきた。
見た目だけの判断だが、仮に中学校の同じクラスにいたら、確実に友達になってないタイプの人だ。
そして、他の社員とは服装が明らかに違う。
名刺には肩書きの記載がないが、恐らく社長だろう。
私たちは、納車希望日や予算、誰が決裁権を持っているのかなどのアンケート用紙に記入し、社長に渡す。
「ジムニーシエラですよね〜 ⤵︎ 新車は10ヶ月待ちとかなんですよ⤵︎」
本田圭佑のシャキシャキとした話し方かと思っていたが、意外とアンニュイだった。
本題の納期だが、ジムニー専門店であってもさほど大きく変わらないようだ。
クセのある語尾の本田圭佑は、その後はジムニーに関していろいろな話をしてくれた。
・ツートンカラータイプのジムニーは生産ラインが違うためか、早く納車ができることが多い(1年2ヶ月待ちで案内したお客様に、翌月納車したこともある)
・ジムニーシエラの転売で儲ける人たちがいたが、今はスズキに摘発されている
・ジムニーシエラを購入して最初のカスタマイズは、フォグランプをLEDにするのが多い
さすがは専門店と言わんばかりの内容だ。
言っちゃ悪いが、先週のスズキの店舗で聞いた話よりもよっぽど面白いし深い。
「もしよかったら、車を見に行きますか?おそらく、全色が揃ってるのは日本でもウチくらいなので…」
クセ本田圭佑は自慢げに話している。
先週見たとはいえ、全色見れるのはまたとないチャンスだ。
事務所から車に乗せてもらい、5分ほどで展示場に着いた。
かっけぇ!
15分ほど車をみて、再び事務所に戻る。
支払いの方法についても、詳しく説明してくれた。
銀行でのローンが安く済むため、SUZUKI店舗から紹介されるローンは割高になるらしい。
詳しいオプション構成まで詰めなかったが、本体代だけのお見積は作ってくれた。
SUZUKIに比べて少しだけ値引きがされてあった。
「やはり、ジムニーシエラを早く購入するは、早く列に並んで頂くのがいいですね⤵︎」
本田圭クセは、先週のスズキ店員と同じことを言い、商談は終わった。
「よければ駅まで送りますよ」
強面の本田圭佑だったが、話は面白く、全体的に満足した。
交わることが無かったであろう私と本田圭佑だったが、
売り手と買い手という関係性は、異なる価値観の同士でも付き合うことのできる簡単な手段なのだと実感する。
そして今日の遠出で、2人ともジムニーシエラへの欲は高まっている。
妻(決裁者)の熱が冷めないうちに、畳み掛けよう。
P.S.
ジムニーパークでは、ジムニーのレンタルもやってます。
乗りたい人は、急いでジムニーパークへ!!
http://www.jimnypark.com/flow_gallery/gallery_list-2968-16535-1.html
「ジムニーパークに行ってみた」への1件の返信
Awesome article.