お遍路19日目
2016年03月26日
晴れ
歩き距離:40.2km
参拝札所:39
5:45
起床。
夜中、寝返りをうった際に、地面に落ちるという事故があったが、無傷だった。
そしてかなり寒い。
歩いている方が寒く感じる。
7:11
道中に見つけた、トラップ。
動物を捕獲するためのものだろう。
冗談でも、中に入ったら大変なことになる。
8:30
野糞を覚悟するくらい、トイレに行きたくなる。
どうにか上長谷集会所のトイレを発見。
ギリギリセーフだった。
8:47
国道46号をまっすぐ行ってもいいのだが、近道の遍路道があるようなので、右の道を行く。
9:31
なかなかの崖の道を行く。
登りではないので、体力の消耗はないが、足元がおぼつかなく、結構怖い。
10:09
「どっちだよ」と言いたくなる、お遍路矢印。
迷っていると、50m先で二つの道が合流していることに気づく。
道しるべを設置している「へんろみち保存協力会」の遊び心が垣間見えた。
これで、高知県内の16札所を全て参拝することができた。
13日目にたてた目標を達成したが、帰るまでに一つでも多く札所を回ろう。
そして足が臭い。
飯を食うときは、足がしんどいので靴を脱いでいる。
しかし、普通に座っていても、座席の下からむわっとした臭いが感じられるほど臭い。
14:28
急に腹痛に襲われ、株式会社ECコーポレーションのトイレをお借りする。
やや下痢だ。
体に疲れが見え始めているのかもしれない。
でかすぎる。確実に無人駅ではない。
14:50
宿毛駅近くに携帯ショップを発見。
携帯を預けて充電してもらうことにする。
15:05
宿毛駅から一つ戻った東宿毛駅に到着。
ここなら寝られそうだ。
15:50
東宿毛駅前にある松田川で足を洗おうと試みる。
遠くから見るとキレイな川だが、近くで見るとそうでもない。
だが、足の臭みを取るために、水に浸す。
冷たいが、水風呂と思えばいいのだ。
そのあと、川で群れている鳥たちの鳴き声を聞きながら、伸びきった爪を切った。
なんとも、のどかな時間を過ごした。
16:50
近くのスーパーで水を買おうとしたところ、再び腹痛。
お会計を済ませ、トイレに直行する。
これも修行なのか。
17:10
ドラッグストアで正露丸を購入に、宿毛駅に戻って時間を潰す。
18:03
携帯ショップに戻り、携帯を取り返す。
充電は100%、しばらくは安心できそうだ。
18:26
とんかつ「かつ村」で麦小町豚御膳を食べる。
高かったがうまかった。
東宿毛駅にはトイレがない。
なので歯をここで磨いてから、東宿毛駅に向かう。
そして、先ほど購入した「携帯用正露丸」
あの古き良き茶色の瓶の面影は一切ない。
宇宙船のようなデザインだ。
非常に開けにくい。
今までの寝床は、ひと続きのベンチだったが、
この駅のベンチは、一つ一つ分かれているタイプのベンチだ。
これが寝やすさに、吉と出るか凶と出るか…
そして、万が一のための最寄のトイレ位置も把握した。おそらく駅から600mくらいある。
催してからの600mはひどく長く感じられるだろうが、漏らすわけにも行かないので、耐えるしかない。
20:59
明日は、天気が良くないらしい。
ただ、お遍路できる日は実質2日しか残っていないので、テキパキと歩きたい。
そして明日は4日ぶりのお風呂だ。
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お遍路19日目にして、体に異常が見え始めた。
下痢だ。
特になんともなく下痢だ。
おそらく疲れが溜まっているだけだ。
両手は常に日光に晒されているので、日に焼け、乾燥している。
時計焼けもした。
そして、唇はガサガサだ。
リップクリームくらい持っておけばよかったかもしれない。
しかし、もうこの修行は終わる。
せっかくのこの状況を楽しむくらいの気持ちで、残りも歩きたい。