曇り時々晴れ
歩き距離:44.8km
参拝札所:38
5:42
起床。
寒さで何度か目を覚まし、カイロを両肩に貼った。
ただ、そこまで寒くはない。
過去にもっと寒いところはあった。
6:18
出発。
昨日は暗すぎたので、もう一度写真をアップします。ベンチをつなげてベッドにしてました。
6:26
海辺を歩く。
昨日いただいた食パンとヤクルトが朝ご飯だ。
食パンには何も付けない、というより付けるものがない。
素材の味を楽しんだ。
9:30
寄り道だが、せっかくなので足摺岬の灯台まで行くことにした。
9:35
灯台近くの見晴らしの良いところ。
私は今、四国最南端の男になったのだ。
そして海がきれい。
道中、海しか見てこなかったが、
最南端の海はいつもより美しく見えた。
9:50
近くの食堂で鰹のたたき定食。
かなり、甘めのタレにつけられてあった。
ここからは、今まで歩いたルートを戻る。
せっかく歩いた道を戻るのは心が折れるが、日が暮れるまでに寝床につかなくては。
11:16
往路の際も気になっていた小屋。
よく見ると、善根宿だった。
ちなみに津呂簡易郵便局のすこし北に位置している。お遍路する人は是非。
11:40
善根宿でジュースを飲んで休憩していると、他のお遍路さんに声をかけられる。
いろいろ話して、ドーナツのお接待を受ける。そのあと、納め札を交換した。
その中谷さんの札は赤色だった。
納め札は、四国巡礼回数によって色分けされており、
1~4回 白
5~7回 青
8~24回 赤
25~49回 銀
50~99回 金
100回~ 錦
になっている。
因みに、金と錦の納め札は一般販売されておらず、霊場会の認可がないと貰えないそうだ。
12:21
漁港の近くでカツオ(?)が大量に天日干しされていた。
13:26
腹が減ってたまらないと思っていた矢先、カレー屋「いぶりカリィ」を発見。
冷たい。速攻で後悔した。
というわけで聞いてください。
B’zでocean
16:15
ローソンで休憩。
クーリッシュカルピス味を購入。
カルピス味は好きだ。
17:09
昨日も立ち寄ったトイレ併設休憩所に帰ってきた。
今日はここで寝る。
17:35
昨日もお世話になったカフェで
新タマとツナのパスタを食べる。
うまい。
そして帰りがけ、またお接待をしていただいた。
お菓子詰め合わせだ。
18:51
寝る用意はできた。
今日はなんだかあっという間の一日だった。
歩くのに集中出来ていたのかもしれない。
ただ、足の親指付け根の筋をやや痛め、赤く腫れている。湿布を貼って治そう。
そして、あと一週間後には、私はサラリーマンになっているのだ。実感がわかない。
とりあえず、修行に集中しよう。
おやすみなさい。
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「慣れ」というのは怖い。
慣れた頃に、仕事でミスをするし、運動で怪我をする。
私もまた、「慣れ」によって失敗した一人だ。
今日の昼のカレー屋さんで、カレーを3分の1程度食べ終えた時だった。
「よかったら、これもどうぞ。」
おかみさんが、茶碗の様な深い皿を一つ差し出してくれた。何が入っているかは見えない。
きっとお接待のフルーツか何かだろう。
「ええ!?いいんですか!?ありがとうございます!」
私は驚きと感謝の入り混じった声色で返答し、皿を受け取った。
中には、福神漬けが入っていた。
私は、
「福神漬けでこんな大きなリアクションをしてしまった恥ずかしさ」と、
「福神漬けはカレーと同時に出せ。そして、福神漬けをこんな深い皿に入れるな。」という怒りが込み上げてきたが、
落ち着け。
それらを込み込みで考えても、この事件の大きな原因は、私の「お接待慣れ」にある。
「よかったらどうぞ」=「お接待」と、瞬間的に考えてしまった私の愚かな精神が、この事件を招いたのだ。
常に謙虚にいなくてはならない。その大切な心を忘れていた。
明日からの修行は真摯な気持ちで臨もう。