カテゴリー
お遍路第二弾

お遍路第二弾 5日目

お遍路第二弾 5日目
2016年08月18日

晴れ
歩いた距離:27.2km(+2~3km、測定忘れ)
参拝札所:52.53

2:18
かゆい…かゆいぞ…!
ハッと目を覚まして、額を掻く。
image.jpeg
なんと、蚊に噛まれてせいで、大きく腫れ上がっていた。

5:24
起床。
image.jpeg

この駅は「虫がほとんどいない」だと?

私はとんだ勘違いをしていた。
今までのお遍路で…いや、人生でここまで蚊に噛まれた日はない。
image.jpeg

皮膚の下にスライムを移植されたかのように、大きく腫れ上がって、やや柔らかい。
そして、かゆい。

そして、この写真にも、口元に蚊が止まっているではないか。
image.png

なんて日だ!

5:40
出発。

6:42
田んぼを行く。
image.jpeg

7:22
52番寺まで1.2km
image.jpeg

8:14
52番札所太山寺を参拝。
image.jpeg
このお寺は、本堂・大師堂と納経所が200m程離れている、変わったお寺だ。

8:34
国道に出る。
image.jpeg
このまま真っ直ぐ行けば、53番寺。

9:53
53番札所円明寺を参拝。
image.jpeg

境内で出会った地元のおじいさんと話す。リタイヤ前は大阪、兵庫で働かれていたらしく、話がはずむ。
ポカリスエットと500円をお接待していただいた。

10:25
海だ。
image.jpeg
ずっと内陸部を歩いていたので、新鮮に感じる。

10:54
腹ごしらえに飯処「海鮮北斗」で海鮮丼を食べる。
image.jpeg

image.jpeg
カウンターの奥の溜まりで、魚が泳いでいる。

お会計時に、他のお客さんから声をかけられる。
大森さんといい、お遍路界では有名?なのかもしれない。

1000円を接待していただいた。

12:31
眠い。
image.jpeg

歩いていてもフラフラとしてしまい、気づけば車道にはみ出していることもある。

もう少しで銭湯がある。そこまでの辛抱だ。

13:14
ビックなタイヤ。
image.jpeg
タイヤで目が覚めたので、それまでの歩いている記憶はない。
事故に合わなくてよかった。

13:19
あまのや温泉に到着。
image.jpeg
寝るまでには少し早いが、風呂に入るとしよう。

14:21
360円のいい湯だった。
お客さんからお水を接待していただく。
image.jpeg

15:01
美味しそうだったのでブルーシールというアイスクリーム屋に入る。
選んだのは、ソーダとバニラのミックスアイスだ。
image.jpeg

まあまあうまい。

15:15
道の駅「風早の郷 風和里」前のビーチ
image.jpeg

15:42
「お遍路第二弾 1日目」の記事で、犬にまつわるものが多い、と伝えたが、本日も犬系施設を見つけた。

ポメラニアン専用繁殖所だ。
image.jpeg
image.jpeg

血塗られた「ポメラニアン」の赤い字の下には、「仔犬常時分譲」という難しい言葉が書かれている。

16:10
JR浅海駅ちかくの通夜堂に到着。
image.jpeg
image.jpeg
国道に面しているポンプ屋さんの裏にあるため、なかなか見つけにくい。

この場所は、「お遍路第二弾 2日目」のサラブレッドマンから教えてもらった場所だ。

なかなか寝心地がよさそう。

17:53
近くを散策。
image.jpeg
かつて、自販機でビール樽を買えた時代があったのか。

18:01
うまそうだが、しまっていた。
image.jpeg

18:20
この辺りで唯一の食べられるものが売っていた酒屋で、カップ焼きそばを購入。
これが本日のディナーだ。
image.jpeg

近くの公園で食べる。

18:40
通夜堂に帰る。
外は蚊だらけなので、あまり網戸すら開けたくない。

20:35
することがないので寝る。

一つ気がかりなのは、外に置いてある靴だ。
すでに、カナブンが靴に乗っている。
image.jpeg

靴を救出したいが、開けたら最後、大量の虫が入ってくるのだろう。

金網越しに、仲間がゾンビの群れに取り残されているのを見ているような気分だ。

おやすみ。

~~~~~~~~~~~~~~
「はー!いい湯だった。今日も頑張って歩いたぞ。

さて、服を着よう。新しいパンツに、新しい靴下、そして新しいTシャツ…

あ、チノパンは一着しかないから同じものを履こう…く、くさい!」

私は考えた。
暑い中必死で歩いて頑張った結果が、臭い服とはなぜなのだろう。

もちろん、医学的な理由はわかる。
運動による体温の上昇を、汗によって抑えている。その汗が、皮膚の垢や皮脂を含んでいるから、汗は臭いのだ。

問題はそこではない。

神はなぜ、頑張った人たちに臭みを与えたのだろう。

朝練から放課後まで練習にはげむ部活動の学生たち、
暑い日差しの中歩いてお客様を訪ねるサラリーマン…

なぜ頑張った彼らに、臭みを与えるのだ?
褒美を与えてもいいはずなのに。

仮に、人間の汗がシトラスの香りだったとしよう。

「石川さん、今日も朝からバリバリ外回りだったのね。こんな暑い日に…
まあ!爽やかなシトラスの香り!やっぱり石川さんやるわねー!」

これが、理想の姿ではなかろうか。

現実は、
「石川さん、外回りお疲れ様!よく頑張ったわね!(でも、すごく臭いわ)」
なのだ。

「歩き遍路かい?こんな暑いのにえらいね~(どおりで臭いわけだ)」
なのだ。

頑張る人ほど臭くなる。
この不都合な真実に誰がピリオドを打つのだろう。

人間の汗にまつわる遺伝子の変化か、
洗剤メーカーか、
それとも服の繊維メーカーか…

いつの日か、
頑張る人ほどいい匂いがする世界が来ることを願おう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。