お遍路第三弾 4日目
2017年05月02日
晴れ
歩いた距離:38.17km
参拝札所:65
一度も目が覚めることはなかった。快適だ。
ただ、朝は室内といえど寒い。
昨晩ヒートテックを着て寝たが、ちょうどよかった。
6:59
昨日、お接待頂いたおばあちゃんの果物を食べる。
何かは不明。
まあうまい。
7:02
弘法の館に、杖と笠を忘れてきたことに気づく。ちきしょー!
来た道を引き返す。
8:03
11号線のハローズ
なんと24h営業だ。聞いた話では、夜にはお寿司が格安で売られているのでオススメとのこと。
はらが減り、ハローズ内でおにぎりを食べる。
正直なところをいうと、おにぎりはコンビニの方が美味しい。
8:26
ハローズの近くにある延命寺。
ここでも、テントか寝袋があれば宿泊可能だ。
ただし、あくまで休憩所なので壁はない。
8:44
お遍路を始めて通算31日目。
スタートした徳島県まで、あと157kmだ。
もう少し。
9:53
写真では伝わりにくいが、奥に見えるのが瀬戸内海だ。景色もきれい。
寝心地もよさそうで、近くにコンビニもある。
野宿お遍路にはベストスポットだ。
そして、参拝札所と標高が乗っている図。分かりやすい。
私は一番下の、真ん中より左位の三角寺手前らへん。
そのあとの雲辺寺がキツそうだ。
また、ここから山道に入るので晩御飯のパンなども買い込んでおこう。
12:28
お遍路印では、ここを右に曲がる。
ただ、まっすぐ行くと4kmも短縮でき、公道なため歩きやすい。
常に印が最適な道かは分からないので、都度地図を確認するべきだろう。
お遍路印も復活している。迷っていないかとビビりながら進んだが、合っていてよかった。
13:43
65番札所三角寺を参拝。
これにて愛媛県の26札所を全て回った。
残るは香川県のみ。気合いが入る。
しかし…
2chっぽく書いてみたが、人生はうまくはいかない。
予定していた寝床が昨日から取り壊されているではないか。
三角寺の住職さんに聞くと、途中道にいくつか休憩所はあるとのこと。
そこを目指して歩こう。
14:01
景色がキレイだ。少しモヤがかかっているのか残念。
15:02
四国中央市は映画「書道ガールズ」の舞台だそう。
私は観ていない。
15:15
毛利荘。
数少ない65~66番札所の宿の一つ。
以前合ったお遍路さんいわく、ここも有名だそうだ。
15:53
お腹が減ったと思っていた矢先に自動販売機を発見。
アイスカフェオレを噛むようにして飲めば、満足するのではないかと思ったが、
全然満足出来なかった。
16:11
バスを改造した遍路宿があるということ。
しかし、私が興味をひかれたのは、宿前のお好み焼き屋さんだ。
そこにいけばご飯にありつけるかもしれない。
とりあえず前へ進もう。
水、トイレは無いが、代わりに鳥の巣はある、自然思考な小屋だ。
本日はここに泊まることにしよう。
Googleマップで確認すると、この先20分ほどでお好み焼き屋があるようだ。
晩御飯のためなら20分など苦でもない。
少し休憩所し、先に進む。
16:47
お好み焼き「ジャンプ」に到着。つぶれていた。
ちきしょー!
残念だが、引き返す。
18:06
今日のディナーは、
昼のコンビニで買ったソーセージパン、あんドーナツ2つだ。
さみしい…
ちょっとずつを100回ほど噛んで、空腹をしのぐ。
美味しかった。
18:46
することがないので、早めに寝ることにする。
周りが田んぼに囲まれている。今夜の虫とのバトルは激しそうだ。
そして、山の中だからか、太陽が沈むとかなり冷え込んできた。
ヒートテックを着て、身体を冷やさないようにしなければ。
19:40
車の走る音、カエルの合唱、絶えず流れる水の音など、寝場所としては一癖ある場所だが、わがままを言っていられない。
66番札所雲辺寺を越えれば、都会に出られる。
そこで、旨いものを食べて、風呂にも入ろう。
明日が勝負だ。
おやすみなさい。
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また一つ、私はやってはいけないことをしてしまった。
昨日、おばあちゃんからのお接待で、柑橘類の果物を3つもらった。
本日のブログを見て頂いていればおわかりだろう。
しかし、私が食べたのは1つだけ。残りは川に捨てた。
理由は重かったからだ。
美味しかったが、何より持ち運ぶのが手間だった。カバンにも入りきらない。
だから捨てた。
お陰で、手は軽くなった。
しかし、罪悪感という別の荷物を背負うことになったのだ。
どうすればよかったのだろう。
私が
重たい果物を運びながら3つとも食べるか、
もらった時に「こんなに要りません。1つで結構です。」と断れば済んだ話だったかもしれない。
…いや、
同じ断り方でも、
「おばあちゃん、こんなにいっぱいありがとう。持っていきたいんやけど、実は荷物がパンパンで(笑)
今回は1個だけもらっていい?お遍路2週目の時にまた貰うから(笑)」
だと、相手への印象がかなり違うはずだ。
断られても好印象な言い回しや態度
私に足りなかったのは、それだったのだろう。
お接待で頂いたものを捨てたのは、あるまじき行為だった。
しかし、ここから学んだことを日々の生活にも活かしていこう。